CentOS 6.5 に OpenVZ をインストール

LPIC 304の勉強ついでにOpenVZ環境をセットアップしたのでメモ。

CentOS7でやろうとしたら上手く行かなかったのでCentOS6.5を用意。
まずは下記サイトを参考にしてOpenVZをインストールする。

Install And Configure OpenVZ On CentOS | Unixmen

rootで作業する。

wget -P /etc/yum.repos.d/ http://ftp.openvz.org/openvz.repo
rpm --import http://ftp.openvz.org/RPM-GPG-Key-OpenVZ
yum install vzkernel

それから /etc/sysctl.conf を修正。
下記パラメータを変更or追加する。

# /etc/sysctl.conf
net.ipv4.ip_forward = 1
net.ipv6.conf.default.forwarding = 1
net.ipv6.conf.all.forwarding = 1
net.ipv4.conf.default.proxy_arp = 0
net.ipv4.conf.all.rp_filter = 1
kernel.sysrq = 1
net.ipv4.conf.default.send_redirects = 1
net.ipv4.conf.all.send_redirects = 0

続いてSELinuxをオフにするため、/etc/sysconfig/selinux を修正。

# /etc/sysconfig/selinux
SELINUX=disabled

そして関連ツールをインストール

yum install vzctl vzquota ploop

ここまで来たら再起動する。
再起動後にGRUBがデフォルトのOpenVZカーネルを起動する。

コンテナの作成。
CentOS7テンプレートを使う。
これまたrootで作業。

cd /vz/template/cache/
wget http://download.openvz.org/template/precreated/centos-7-x86_64-minimal.tar.gz
vzctl create 101 --ostemplate centos-7-x86_64-minimal

ここでいう101はコンテナのID。
以後このIDに対して操作を行う。

コンテナにIPアドレスを振る。
実機と同じネットワークを使う。

vzctl set 101 --ipadd 10.0.2.199 --save

コンテナを起動する。

vzctl start 101

コンテナのシェルに入る。

vzctl enter 101

ここでpasswdコマンドでrootのパスワードを作っておけば、vzctl consoleコマンドでログインも出来る。

vzctl console 101

VZコンテナコンソールから抜け出すには ESC を押してから . (ドット)を押せば抜け出せる。